あけてましておめでとうございます。っと、もう1月も半ば(苦笑)
2010年初映画は「かいじゅうたちのいるところ」です。
去年のうち、公開前からグッズを買い(↑上記ポスター、キャロルのフィギュアw)、
仕事中だろうが予告篇を凝視し、すっかり楽しみにしていた映画です(w
公開初日、仕事帰りに鑑賞(*´ー`)ノ
映画
「かいじゅうたちのいるところ」(Where the Wild Things Are/2009)
監督:スパイク・ジョーンズ
出演:マックス・レコーズ、ジェームズ・ガンドルフィーニ、クリス・クーパー、他
いたずら好きな少年マックスは、ある日、母親とケンカして外に飛び出してしまう。
やみくもに走った先で、ボートを見つけたマックスは、それに乗り込み大海原へ...
荒れた海を越えて、とある島に辿り着くと、そこには大きくて毛むくじゃらな "かいじゅう" たちがいて・・・
世界中で約2000万部創刊されている同名絵本を、スパイク・ジョーンズ監督が実写映画化。
マックスが家を飛び出して、辿り着いた島で出会う出来事は、
楽しい愉快なことだけじゃない、凶暴で恐ろしくて、ちょっぴり物悲しい。
そんな一種のダークファンタジー。
ただの可愛いマスコットとして "かいじゅう" を描くのではなくて、
恐ろしさと愛嬌とをすごく絶妙に描いているのもポイント。
そう、かいじゅうたちは、凶暴だったり恐ろしくあったり、、、
でもそこに、ちょっと乱暴でもワクワクするような楽しさもあったりで、
矛盾しているようだけど、
そこが巧みに子供心をおさえている。
そんな主人公
マックスの心をすごく反映している "かいじゅうたちのいるところ"
だからこそ、ちょっとやっかいな、かいじゅうたち。
悪気はないのだけれど上手くいかない...
ちょっとしたことで、すぐに楽しさが壊れてバラバラになってしまう...
そこに残るのは、上手くいかない歯痒さや、孤独や悲しみ。。。
マックスとキャロルは似た者同士で、
そんな共通点からお互いを通し、最後の最後で "大切なコト" に気がつく。
言葉で表すと、"愛" ? "思い遣り" ??
うーん、陳腐だし、ニュアンスもちょっと違う。
なんだろう、明確に言い表せないけれど。
言葉では言い難い、でも
"なにか" 大切なコト。。。
・・・お約束だけれど、観ている側としてはやっぱり涙(ノω・)
( ↑ 事実、涙脆い私は劇場でも号泣並み;)
全体的に、絵本には色々な場面場面ですごく忠実な印象でした。
そこは良かった反面、少なからず残念でもあるところ。。。
かいじゅうたちのいるところへ行く前の現実世界での展開がちょっと乏しくて、
そこが少し、全体のバランスの悪さに繋がっている気も。
映画にするなら、もっと展開を安っぽい商業的なファンタジー作品にしても良かったかも??
私はこの作品、大好きなんですが、5人中4人(観た職場仲間)に
「分かりにくい」「唐突」「なんか物足りない」と言われてしまい...;
・・・でもそこが、
スパイク・ジョーンズ監督らしさ、
味だと思う。
分かりにくくても、しっかりちゃんと描かれてると私は思います。
むー、作品として好きなんだけど(好きだからこそ?)
上手くフォロー、説明、出来ない(苦笑)ごめんね、監督(ノω・)
それでも、
私にとってはやっぱり 大好きな映画 になりました(*´ー`)
ちょっと想像力のある人なら、映画その後の展開は想像容易いはず。
個人的には、かいじゅうたち、主にキャロルとKWは、
きっとちょっと揉めながらもなんとかやっていくだろうし、
誰かさんの例の腕もちゃんとくっつけてあげただろうし(そう願う...^^;
島では、きっとちょっぴり成長したキャロルに、
海を渡った向こうでは、きっとちょっぴり成長したマックスになっているんだろうな。
....と、そう考えてもちょっと泣ける(ノω・;)←涙脆過ぎる(笑)
ちなみに、予告篇で使われた、
あのちょっぴり泣きそうになる壮大な音楽は
Arcade Fire の "Wake Up"
>>
Arcade Fire "Wake Up" (youtube)
>>
「Where the Wild Things Are」予告篇
最近の映画は予告篇の作りが巧み過ぎる...!
(この作品がとは言わないけれど、本編とギャップを感じることも、しばしば;)